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こどもの紫外線対策とUVインデックス

紫外線(UV)は、太陽光の中で強いエネルギーをもつ光で、波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cに分けられます。UV-AとUV-Bの一部は、地表に届きます。
紫外線は目に見えませんが、殺菌効果やビタミンDの合成、新陳代謝の促進など、体に役立つ作用があります。しかし浴びすぎると日焼けなどの原因になり、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。
UV-Aは、真皮まで到達し、色素沈着を起こします。また慢性的に浴び続けると、シワやたるみなどの肌の老化を引き起こします。
UV-Bは、表皮に作用して、肌が赤くなったり、シミやソバカスなどの原因になります。
紫外線は3月ころから増え始め、6~7月が最も強くなります。
午前中10時から午後2時ころまでに、1日の半分以上の紫外線が降り注いでいます。
紫外線対策として、気象庁発表の地域ごとのUVインデックスの予測を参考に、3~5以上は日焼け止めを塗りましょう。また出かける時間を調節し、つばの広い帽子やサングラス、長袖を着る、日傘をさすなど、できる限り紫外線を浴びないよう工夫しましょう。
日焼け止めは、基本的に紫外線吸収剤と紫外線散乱剤から構成されています。
また、日焼け止めには、SPFやPAなどの表示があります。SPFは、おもにUV-Bを何倍防ぐかの指標です。PAは、UV-Aをどれくらい防止できるかの目安です。
日焼け止めの選び方は、肌の状態により異なりますが、肌が過敏な人やこどもは紫外線吸収剤無配合の「ノンケミカル」のものを選びましょう。
活動状況により、日焼け止めの強さを調整しましょう。
日焼け止めは、肌が露出しているところに、適量をムラなく塗り伸ばし、2~3時間おきに塗りなおしましょう。
こどもの紫外線対策として、以下の点に注意しましょう。
骨を作るために必要な栄養素のビタミンDを合成するためには、日光に当たる必要がありますが、1日のうち手の甲に15分(季節や地域により異なります)日光が当たる程度で十分で、余分な紫外線を避けましょう。外遊びは、10時~14時を避け、朝や夕方にしましょう。日陰の紫外線は、日向の約半分なので、屋外で遊ぶときは、できるだけ日陰で遊ばせましょう。ノンケミカルの日焼け止めを選び、日常生活ではSPF 15~20、PA ++、海や山では、SPF20~40、PA++~+++を目安にしましょう。

Maruhoの「紫外線対策ハンドブック」を参照としました。
その他、環境省の環境省の紫外線環境保健マニュアルhttp://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
日本小児皮膚科学会の「こどもの紫外線対策について」を参照ください。
また、気象庁から毎日UVインデックスの予測や実測が発表されているので、日々の生活にお役立てください(紫外線情報 分布図)