横抱っこは、腕で浮き輪をつくるようにして抱っこします。
①赤ちゃんの横に座ります。
②赤ちゃんの両手を前にそろえます。 |
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③頭側の手を首から背中の方に差し込みながら、お母さんの胸をぴったりと赤ちゃんにくっつけます。
④腕までしっかりと差し込み、手がお尻あたりに来るようにします。 |
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⑤お尻側の手は、赤ちゃんの脚裏を通していきます。
⑥両手を組むようにして、赤ちゃんにからだを密着させて、抱き上げます。 |
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⑦頭側の腕の肘のあたりに赤ちゃんの首の後ろあたりがくるように、脚側の腕には赤ちゃんの膝の裏側が乗るようになります。
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⑧脚を開き、あぐらを組むように脚をまげてM字になるようにします。股関節を両側から圧迫しないように注意します。
⑨背中がCの字カーブになるように、丸く抱っこします。 |
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⑩お鼻とおへそのラインをまっすぐにして、体がねじれないようにします。
・両手はからだの真ん中にあるようにします。 ・頭と首まっすぐにして、お母さんの胸の添うように、目が合うようにします。 ・両脚M字になるようにして、脚がお尻より下がらないようにします。 |
🌸注意点
股の間に手を入れる抱き方や脚が伸びていたり、腕がだらんと下がっていたり、背中が反っている抱き方には注意が必要です。赤ちゃんにとって居心地が悪く、お母さんの手首や肩などに負担が出てしまいます。
股関節脱臼予防のため、膝が閉じたり、脚を伸ばした状態で押さえるような姿勢は避けるようにしましょう。
脇だけをもった抱き上げ方をすると、赤ちゃんの背中や肩に力がはいるので、お尻も支えて抱き上げるようにしましょう。ずり這いやお座りができる時期になっても、からだ全体を支えるように抱っこができるといいでしょう。
🌸最後に
赤ちゃんの運動発達は段階を追って、進んでいきます。からだの軸をつくり、肩や背中の筋肉や腹筋などをしっかり働かせるように育てることが、丈夫で器用な子を育てるために大切なことと言われています。これから一生使っていく身体の基礎や土台作りとなる歩くまでの期間は、運動発達にとって大事な時期となります。姿勢に注意して抱っこをするように心がけましょう。