赤ちゃんはお腹の中にいた時と同じような環境が、心もからだも穏やかになって落ち着くと言われています。赤ちゃんは、からだ全体が包まれた、からだを丸くした姿勢をしていました。この姿勢を保てるような抱っこが、赤ちゃんは安心できると言われています。赤ちゃんの背中は、Cの字カーブになっています。この状態を保ちながら抱っこをすることが大切です。素手で抱っこが上手にできると、お母さんの身体の負担も軽くなりますし、赤ちゃんも安心して心地よくなれます。
赤ちゃんはの皮膚は第2の脳と言われるぐらい、繊細で敏感なので触るときは優しく触ってあげるようにしましょう。落とすと大変に思って、ぎゅっとつかんでしまうことが多くなります。お母さんが緊張していると赤ちゃんも緊張してしまうので、適度なつつむ力が必要なります。抱っこするときには、赤ちゃんの表情やからだの緊張具合を感じながら、目を見て話しかけながら、つつむ力の加減をしていくといいでしょう。
また、赤ちゃんは、5~6ヶ月までは股関節が脱臼しやすいので、両膝と股関節をまげてM字型に開脚した状態で、自由に脚を動かせる環境にしましょう。両脚を外から締めつけて脚が伸ばされるようなきつい洋服は避けましょう。
✿抱っこするときに気をつけてほしいポイントや具体的はやり方は、次回の「赤ちゃんが安心できる抱っこの方法」で写真とともに詳しく説明していますので、ご覧ください。