赤ちゃんが吐くことは、しばしばありますが、ほとんどは胃からの逆流や飲みすぎによるもので、成長とともに改善していきます。少量であれば、溢乳と言われるもので問題ありません。
緑色の嘔吐は胆汁の色で、先天性の腸の閉鎖や狭窄が疑われます。また腸回転異常症という腸がねじれていて緊急手術が必要な場合があります。
赤や黒の嘔吐の場合は、胃からの出血の可能性があり、速やかに病院を受診する必要があります。
透明な色やミルクかすの色は心配ありません。少量であれば、溢乳と言われるもので問題ありません。
急に噴水のように吐く回数が増えた場合は、肥厚性幽門狭窄症などが考えられますので、速やかに受診しましょう。
危険な嘔吐の場合は、ぐったりしていたり、機嫌が悪い、顔色が悪い、おなかの張りが強くなるなどの症状がみられます。いつもと違う、と感じたら小児科を受診しましょう。